花咲き山は花ざかり

あなたのやさしい心が花を咲かせます

花が咲くたび、人はみな幸せに・・・

どうしてけんかや争い事があるのでしょうか・・・
自分の事より、
相手の事を思う心がいっぱいあったら・・・

心の中をそっとみつめてごらん
やさしい心、いじわるな心
心の中もけんかしているよ

やさしい心がいっぱいあるといいね。

思いやりの心がふくらんで咲く花
花いっぱいの山を
世界中に咲かせましょう
おはなし
 “花咲き山”と呼ばれる村にハナという少女が住んでいました。でも、不幸なことに村が戦に巻き込まれたため、おじいさんと一緒に山を三つ超えた遠くの村に逃げることになりました。この物語は、その小さな旅の途中での出来事です。
 村を逃げたハナとおじいさんは、道中で傷付いた侍と出会います。先を急ぐ二人でしたが、見過ごすことができず、侍を助けてあげます。やがて傷の癒えた侍は敵陣にもぐり込み、貴重な食料を手に入れてハナたちにそっと・・・。三人の中に“お互いを思いやる心”が生まれていたのです。
 ところが、この三人の様子を最初からじっと観察していた者が二人いたのです。人間の世界を学ぶために、地上界に舞い降りた天使と悪魔です。天使は「人間は助け合って思いやりがある」と思いますが、悪魔は「そんなことはない。人間こそ傷つけ合い憎しみ合うのだ」と対立します。そして、悪魔は自分の主張を通すために、ハナたちにさまざまな悪巧みをしかけます。もちろん、天使も黙ってはいません。三人を励ましたり、悪魔の悪巧みを止めようとします。
 天使と悪魔が加わった旅の行く末は?最後は、思いもよらぬ結末が・・・。

作品紹介

思いやりの心を伝えます
「花咲き山は花ざかり」は、「花さき山」「花咲か爺さん」をもとに創作された民話劇で、アップテンポのオリジナル曲を多く使っているため、民話というよりモダンな感じのするお芝居となっています。
また、明るいテンポでリズミカルに舞台は展開するものの、テーマである"思いやりの心"は失火rと伝わるよう演出しています。
 自己主張しないと損をすると思われがちな現代では、自己犠牲や我慢をすることを教えることは難しく、古い考え方と思われるかもしれません。良いことをしても、我慢をしても誰からも感謝されない。でも、「ありがとう」と言われなくても「見返り」がなくとも、心の中には愛に満ちた一輪の花が人知れずそっと咲きます。そんな花を世界中に咲かせたら素敵ではありませんか?そんな願いを込めてこの作品は生まれました。
 また、このお芝居では、天使と悪魔が登場しますが、人間の心の善悪が、天使と悪魔に姿を変え、心の葛藤を表現しています。悪の心を善に変えてしまう、人間の思いやりの心の強さを、今を生きる子どもたちへお届けします。

子どもと役者が一緒に歌い創りあげる芝居です
お芝居の中では、子ども達と一緒に歌いハナを励ます場面があります。事前に歌のCDをお送りし、あらかじめ聞いたいただいています。ご覧になる前からお芝居が始まり、本番では一緒に歌うことで舞台と観客がひとつになり、さらに感動の空間が広がります。劇団虹っ子のオリジナル曲の数々、コミカルなダンス、美しい照明は、子どもたちの心をひきつけ飽きさせません。お芝居を楽しみながらお話の深いテーマがしっかり伝わります

登場人物

ハナ:主人公
爺:ハナのおじいさん
侍:敵方の手負いの侍
天使:落ちこぼれ天使
悪魔:落ちこぼれ悪魔
侍1・2
森の精・獣精・山の精
 

スタッフ

原案:「花さかじいさん」「花咲き山」
作:窪田圭志
脚色・構成:清水川嶺央
音楽:サスケ(作曲)青木寿(編曲)
舞台美術:東宝舞台

ダイジェスト版

実施要項

上演時間1時間20分(休憩なし)
対象小学生から大人
会場条件会館・ホール / 体育館(照明、音響機材は全て持込み)
準備体育館:2~3時間 / ホール・会館:4~5時間
片付け60~90分

舞台の様子

村を追われ逃げまどうハナと爺
村を追われ逃げまどうハナと爺
人間界に落とされた。天使と悪魔
人間界に落とされた。天使と悪魔
誰も信じない!
誰も信じない!
あかく咲く花なんの花♪
あかく咲く花なんの花♪
人間、許さない!
人間、許さない!
雪が。。
雪が。。

お手紙・ご感想

  •  きょうは、ありがとうございました。
    なみだがもうでてきそうでした。
    ゆきがすごくきれいでした。
     最後はみんななかよく、みんなへいわに暮らせてよかったですね。
    こころがひとつになれるとはながさくはなしがすてきでした。
    聞かせてくれてありがとうございました。

    愛知県豊田市   小学校1年生 女の子

  •  やさしい心のはなしを、どうもありがとうございました。
    「わたしも、やさしい心をもちたい」とおもいました。
    でも「花咲き山は花ざかりをみたら」「やさしい心をもちます」と、
    じしんもでてきて、うれしかったです。
     ほんとうにおもしろかったです。

    鹿児島県末松町 小学校2年生 女の子

  •  私は、このお話を見て、すごいえんげきで、こんな物語みたいにできていたので、とても劇には見えませんでした。
     ハナは、すごく、えらかったです。自分のてきみたいなさむらいを、たすけるなんて、わたしには、きっとできないと思います。
     おじいさんは、とても心がやさしくて、思いやりがあって、ほんとうに私たちに思いやりやぬくもり、そして、やさしさを教えてくれたと思います。
    本当に感謝しています。
     さむらいは、とても、心が傷ついていて、あまりやさしくない人だったのが、おじいさんのぬくもり、ハナのぬくもりで、さい後には、きづなという事も知り、みんなが、楽しく歌っているところで、思いやりや、やさしさ、そして、ぬくもりは大切だな~と思いました。
     さい後に、ハナが「みんなの花もあったらいいね」といったので、本当に、あったらいいなと思いました。

    富山県高岡市 小学校3年生 女の子

  •  ぼくは、このげきを見てしなくてはならないことを思いました。
    それは、自然を守る事です。この劇のいい所は、今、せけんで困っていることなども、げきでありました。
    これを世界に見せたら、戦争をなくせるかもしれません。
    命の大切さ、人のぬくもりがびっしり入っています。
    戦でも、あんなに心があったかいんだなぁ、と思いました。
     この劇は、見せるだけでなく人の心をいやす劇です。
    これを見て、人を殺してもいけないし、なぐってもいけない、人の悪口、いじめをしてはいけない、そういうことが、心に込めて劇に入れています。
     いくら敵でも、これを見るとどうしても助け合いたくなるので不思議です。
    みんな命を大切にしなくてはいけないことを、自殺しそうな人などに特に見てもらいたいです。
    この世に全員(いきものすべて)を滅ぼしてはならない、
    こんな心がけをもつ人をどんどんふやしていきたいなぁと思います。
     天と地獄のさかいはこの地面と思います。
    そこに、地獄に行きそうな人と、天国に行きそうな人の愛がこもっている劇です。
    みんな、天国へ行けることをぼく達はそう願っています。
     戦争のおきる理由。。。。自分のことしか考えないからです。

    広島市 小学校4年生 男の子

  •  私がとても笑った所は、天使とあくまの会話でした。
    でも最後は、いいあくまになって、よかったなぁと思いました。
     私はこの劇を見て、人間の思いやりや、人の心の変化がすっごく伝わってきたし、私も、ともだちにもっと思いやりを持とうと思いました。
    最後、お花が満開に咲いた時、『わ~すごい。いいげきだな!感動するな』と思いました。 私は、この劇が終った後も、「花咲き山は花ざかり」の歌をうたたりしていました。この歌をうたうとなんだかいい気もちになります。この劇が終った後、6年生が、川や葉やお地蔵さまが置いてあるものを近くで見たりしていました。その時、担任の先生から「これはみんな手作りだよ」と聞いた時ビックリしました。それはとてもきれいだし、一つ一つがきれいだし、手作りだとは思えないほど上手だったからです!
     本当にありがとうございました。これからも頑張ってください。

    山梨県大月市 小学校6年生 女の子

  •  私が一番心にのこった所は、お侍さんの心がやさしくなるにつれて、
    あくまもやさしい心がもてるようになった所と、自分の大切な宝物をあげてまで、人に食べ物をあげようとする、ハナのやさしい所です。
     私がこの花咲き山は花ざかりを見て感じた事は、自分のことばかり考えて人のことをぜんぜん考えない人も、変わるという事を感じました。
     私は、人は助け合って生きて行くことがすばらしいと思いました。私は人と助け合っていきたいです。

    宮城県石巻市 小学校5年生 女の子

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